話の続き
酔っ払ってます、かんたです。
先日、世界三大レースのインディ500にて佐藤琢磨選手が日本人初(もっと言えばアジア初)の優勝を成し遂げた。
そろそろほとぼりが冷めてきて、余韻に浸ってる方々もいらっしゃるだろう。
僕は未だにyoutubeでラスト10周の動画を見て興奮してるんだが(動画見すぎて、ラスト10周だけで100周くらいしてる)
先日も話した通り、日本にはモータースポーツの文化がほぼ浸透していない。
故に日本国内ではあまり話題にはなっていない、残念なことにね。
インディ500で勝つというのは、トップドライバーということを証明するのはもちろん、勝つということ自体が名誉になる。だから、世界的にも大々的に報道される。
しかし、日本人が優勝したというのに、日本国内での反応は薄い。
この国内の反応を見て、モータースポーツのファンは
「もっと報道しろ!」
「ニュースで何で琢磨のことは触れないんだ!」
「キャスターの興味なさげな感じが腹立つ!」
と言うようなコメントはTwitterを見ればわんさか出てくる。
その気持ちはわかるし、僕も言いたいところではあるが、これはもう日本がそういう文化であるから仕方のないことであると思う。
23年も前にF1でアイルトン・セナが事故死してから、日本でのモータースポーツブームは長らく訪れていないだろう。
日本国民が興味関心を持たないからニュースで報道しても大した効果は無いというのはある意味必然的なことだろう。
それよりも、僕は現地での反応が重要であると思う。もちろんアメリカでやってるレースだしね。
youtubeやTwitterを見ると、たくさん琢磨を賞賛するコメントがある。
「今日の佐藤はモンスターだった」
「新たな歴史を作った」
「おめでとう!」
などなど数知れず。
そんな中にとある記者がTwitterでこんなことを呟いた。
「インディ500で日本人が勝ったのは、私にとって不快である」
まぁ、いわゆる差別的な発言です。
この発言を受け、方々からやたらと非難が殺到。
呟いたご本人もツイートを消して、謝罪を表明したものの時すでに遅し。
勤め先のデンバーポスト紙はこの方を解雇したのであーる。
こんな感じに、もちろん日本人が勝ったことをよく思わない人はたくさんいる。
イチローも、差別的なヤジを受けてきたというくらいだし。
それでも、現地の人はこの優勝を本当に心から褒め称えてくれている。
琢磨ファン、ないしはモータースポーツファンからすれば、こんなに嬉しいことはないと思う。
確かに、大々的にテレビでは報道はされてないけど、インターネットやSNSを見れば大きな話題になってるし、僕たちファンだって鳥肌を立たせ、涙を流し、狂喜乱舞した人は大勢いるはずだ。
それで僕は十分だと思う。
そして、この偉業を機にまた日本人が少しでも関心を持ってくれたら、それこそ僕は狂喜乱舞します。
とりあえず、ファンの皆は牛乳で乾杯したかな?